「にほーん」
失礼ながら、陽気そうなイタリアくんが私にぶんぶんと手が切れそうな勢いで振ってくる
私は一瞬目を細めてお世辞スマイルを交わした。
「…今、嫌そうな顔したよね?」
「いいえ、してませんよ
会えてとても嬉しいですがお茶の準備がまだでして」
もう一度、今度は極上の微笑みを浮かべる。
イタリアくんは私の対処に不信感を抱いたのかふーんと顔を歪ませた。
「要らない、直ぐ終わるから」
「日の出を見れるのはいつになるのでしょう」
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